王様のブランチ

TBS冬の新ドラマ日曜劇場『Mの悲劇』
明日16日(日)21:00〜

寺脇:お久し振りですね。2002年の『ヨイショの男』以来という
稲垣:そうですね。約3年ぶり
寺脇:まっでも6回目なんですよ。ご出演は
稲垣:ねぇ〜そんなに出ちゃって!
寺脇:出ちゃってますよ。どうですか?『Goro’s Bar 』と比べてこの雰囲気は?
稲垣:なんかねぇ〜出来上がってる空気があるので、いつも親戚の家に遊びに行く感じですね
寺脇:あ〜よく来た。よく来た。
稲垣:お父さん
優香:お父さんだって
寺脇:お年玉いるか?お父さんって・・・

寺脇:吾郎ちゃん二人の関係は?
稲垣:そうですね。実は二人の間にはちょっとした過去がありまして
    で、まだ主人公である「衛」は気づいてないんですけども
    その過去によって彼女に復習されていくというそういう展開になっているんですけども
優香:『Mの悲劇』っていう「M」っていうのは何かあるんですか?
稲垣:僕のことです
寺脇:衛(まもる)の「M」
稲垣:あと美沙の「M」あとイニシャルをとって、
    あと「メモリー」その過去によって色々繰り広げられていくので
    「ミステリー」いろんな意味が含まれていますね。

稲垣吾郎→見所
【すべてを失った男のその先にあるもの】
最初の頃にいろんなものをどんどん失って行って、復讐されて0になった時点でそれにも負けずに未来にどう突き進んでいくのか。そういう展開で。
落ちて行くのはすごい怒涛な勢いで落ちていくんですけども
そっからの展開も楽しめるし、逆に勇気を与えられるような内容にも見ている方に。


長谷川京子→見所
【復習を続ける女のその先にあるもの】
復習を初めの頃は、衛にどんどんしていくんですけどやってもやっても
行き着く所のない終わりのない自分の心臓というか行き場のない心。

寺脇:最後に「ブランチ」をご覧のみなさんにメッセージを吾郎ちゃんから
稲垣:本当にかなりスピーディーな展開で怒涛な展開で繰り広げられてる
    ドラマなんですけどもきっとですね、誰よりも自分自身がその先にある展開の
    そのページをめくりたくなるようなそんなドラマだと思いますので
    ぜひ、期待していて下さい。
長谷川:復讐劇なんですけども復讐っていうのはわりと
    ドラマの中の初めの方の段階で終わってですね。
    その先にある人間劇というか愛情劇というものがとても見所だと思うので
    ぜひ、全部きちんと見てください

【番組の見どころ】
このドラマは、きわめて順調に慎重に人生を歩いてきたひとりの男が、
ある女と出会ったことで、大きく人生の方向が変わってしまうという物語…
変わるというより、女によって変えられてしまう、というべきでしょう。
その女が心の底に隠していたある“秘密”が男の人生を狂わせることになるのです。
 “M”は衛と美沙、主人公二人のイニシャル、Manの、Mind(心)の頭文字。
そして、人の心のMysteryの頭文字でもあります。
 その秘密とは、男に対する「恨み」でした。
「恨み」に駆り立てられた女は、男からすべてを奪おうとします。
男は何度も女によって危機に追い込まれます。
心の内を明かそうとしない女を男も疑いはしますが、疑いきれません。
女も男を苦しめながら、次第に自分も苦しんで行きます。
 男は「自分の身は自分で守るしかない」という考えで生きてきましたが、
社会的地位や信用、金…を、その女によってどんどん失っていきます。
男は何もかも失って初めて今まで自分がこだわってきたことの無意味さを知り、
女は男からすべてを奪ってなお癒されない心の痛みから、人を恨むことの不毛を知ります。
そして、男は「人間は自分の気づかないところで、
いかに人を傷つけてしまっているか」ということに思い到ります。
やがて二人は「人を癒したり、守ったりすることは、人間にしかできない。
それは人間の心や愛情にしか、できないことなのだ」という気持ちになっていくのです。
 そんな気持ちを、怖い話の結論として、お届けできればと思います。
    日曜劇場 『Mの悲劇』