10月30日に再び火星が地球に最接近!

2003年の8月に、6万年ぶりと言われる記録的な超大接近となった火星。
様々なメディアで取り上げられ、大きな話題になったことは記憶に新しい。
あれから2年2カ月が過ぎ、2005年10月30日に再び火星が地球に最接近する。


10月1日の留のときの明るさは−1.7等、視直径は18秒台となり、
いよいよ小口径の望遠鏡でも火星ウオッチングチャンスがやってくる。
そして10月17日には、木星と変わらない−2等まで増光し、
22日には視直径は20秒台の大台を突破。
10月30日に、おひつじ座で最接近を迎える。
この後、11月6日までほぼ2週間にわたって、
視直径20秒台の火星が見られる。


 火星はその後も逆行を続け、12月11日に留となって再び順行に戻る。
留を過ぎた火星はまるで風船がしぼむように小さくなり、
12月末には光度0等級、視直径は13秒を切ってしまう。
2005年が終わるとともに、火星大接近も幕となる。
[詳細:AstroArts:2005年火星大接近]