番組増えても数字笑えず

テレビを中心とするお笑いブームが持続した1年だった。
ゴールデンタイムのお笑い番組も増えたが、視聴率は今一つ。
若手の台頭にも一時の勢いはなく、ブームに陰りも見え始めた。


 日本テレビ系「エンタの神様」、テレビ朝日系「笑いの金メダル」が
争ってきたネタ番組に今秋、TBSが参入した。
10月に始まった「お笑いLIVE10!」(水曜後9・00)だ。


 ライブドア堀江貴文社長ら毎週異なるゲストが選んだ好きな芸人10組が、
ベストテン形式でネタを披露する。
生放送が売り物で、かつての人気歌番組「ザ・ベストテン」のお笑い版だが、
視聴率10%弱の苦戦が続いている。


 フジテレビでは、
人気コント番組「はねるのトびら」が1時間に拡大してゴールデンタイムに進出。
TBSでも、
ダウンタウンが司会を務める新バラエティー番組「リンカーン」が始まるなど、
10月の番組改編でお笑い番組はさらに増えたが、
ブームを今以上に盛り上げるには至っていない。
この春、深夜から午後11時台に昇格したフジテレビのコント番組「リチャードホール」も
半年で終了するなど、番組増加は、そろそろ頭打ちの感がある[続き]