稲垣吾郎がシリーズ第3弾に満足

1月6日放送、フジテレビ系 
金曜エンタテイメント特別企画・女王蜂

 フジテレビ系では「金曜エンタテイメント特別企画・女王蜂」を、
1月6日(後9・0)に放送する。

 稲垣吾郎が名探偵・金田一耕助を演じるシリーズの第3弾。
「これで胸を張ってシリーズだといえますね」と、稲垣は新たな気持ちで取り組んだ。


 今回は岡山から伊豆に舞台を移して物語が進む。 
地元の有力者・大道寺(石橋凌)が亡き妻・琴絵(栗山千明)の遺言に従い、
義理の娘・智子(栗山=2役)をこの地に呼び寄せる。
 だが、彼女に求婚する3人の男性が次々と惨殺されてしまう。

 シリーズには金田一の旧知の作家として、
原作者の横溝正史小日向文世)が登場しているが、
今回は金田一と横溝が旅先で事件に巻き込まれる。 
稲垣は「横溝さんと温泉に入ったり、一緒に事件を推理したりする作品は、
これまでになかった。2人のコミカルなやりとりは面白いです」とほほ笑む。


 すんなり役に入れるようになった今回は、金田一の二面性をより強調したという稲垣。
 「前半は、この人が本当に事件を解決できるのかというくらい情けないけれど、
後半にはきちんと締める。振り幅を広げる余裕ができました


 ヒロインを務める栗山は「キル・ビル」や「バトル・ロワイアル」など、
映画を中心に進境著しいが、「あまりドラマの経験がなく緊張しましたが、
この作品は映画らしい部分があってスムーズに撮影できました」と満足そう。
 「これまでかっこいい女性を演じることが多かったので、
お嬢さまのしゃべり方やしぐさは難しかった
」と言うものの、
1人2役に加え、月琴を奏でるシーンも堂々とこなした。
 そんな彼女を「作品の世界観である、
ヨーロッパテイストの入った様式美にピッタリ」と評した稲垣。
 「アニメ好きなのは意外でしたが、僕も大好きなので、
撮影の合間はずっとその話をしていました
」とか。