第82回箱根駅伝

 東京−箱根間往復217.9キロを10人の“タスキ”リレーでつなぐ
「第82回東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝)の往路が1月2日に開催され、
午前8時に20校が東京・読売新聞社前を一斉にスタートした。

 史上5校目の総合5連覇を狙う駒大は、
1区に区間エントリーされていた風見尚から藤山哲隆を変更。
前回大会は6区で区間5位を記録した藤山がペースを握れるか。
前回大会2位の日体大は前回1区3位の鷲見知彦、
優勝候補として挙げられる東海大は、ルーキー杉本将友が走る。

[スポーツナビ]
[日本テレビ:東京箱根間往復大学駅伝競走]
[サッポロビール:箱根駅伝応援サイト]
[ラジオ日本1422kHz:箱根駅伝]

1区、中央学院大 
区間賞は中央学院大の木原でタイムは、1時間3分42秒。
1区では、中央学院大の木原真佐人がトップで鶴見中継所に飛び込んだ。
日体大・鷲見知彦はスタートダッシュに成功し、一時単独首位に立ったが、
17キロ付近で後続に吸収され、最後は17位に沈んだ。
5連覇を狙う駒大は2位。優勝候補最右翼の東海大は15位と出遅れた


2区、山梨学院大
区間賞は山梨学院大モグスで、タイムは歴代4位の1時間7分29秒。
2区で、山梨学院大のメクボ・J・モグスが13位から12人抜きの快走を見せ、
トップに躍り出た。
“日大の大砲”ディラング・サイモンは序盤ハイペースで一時単独首位になるが、
終盤急激に失速し、最後は16位まで落ちた。
ここまでは優勝有力候補の東海大日体大、日大が苦戦している。
一方、予選会から勝ち上がった東洋大が2位と大躍進。中大も3位と優勝圏内に。


3区、山梨学院大
区間賞は東海大佐藤悠基が1時間2分12秒で区間新記録を樹立。
3区では、トップでタスキを受けた山梨学院大の片貝勝浩が
一時は2位の東洋大・尾田に迫られながらも最後は突き放して、
9年ぶりトップで平塚中継所を通過した。
優勝候補の東海大はスーパールーキー佐藤悠基が1時間2分12秒で区間新記録を樹立し、
順位も15位から4位に押し上げた。
またディラング・サイモンのブレーキで16位まで落ちた日大は、
福井の10人抜きの快走で6位に浮上した。
4位の東海大までがトップから1分以内で、5連覇を狙う駒大は1分46秒差。



4区は、中大
区間賞は順大の村上康則,55分20秒
4区では、大粒の冷たい雨が降る中、2位でタスキを受けた中大の小林賢輔が、
2キロ付近で山梨学院大の飯塚伸彦をとらえてトップに立つと、
1位のままタスキをつないだ。
中大の4区トップ通過は38年ぶり。
3区を終えて9位だった順大は、村上康則の区間賞の快走で、6位に順位を上げた。



順大が往路制す
区間賞は順天堂大学今井正人1時間09分12秒。
順大は1区で11位と出遅れたが、4区で村上康則(4年)が区間最高の快走で6位に浮上。
区間変更で最長の23.4キロとなった5区の17.8キロ付近で、
今井正人(3年)が山梨学院大の森本直人(4年)を抜き去り、
そのままゴールに飛び込んだ。総合5連覇を目指す駒大が2位に続いた。


昨年総合5位の順大が5区の今井正人の快走で5時間33分26秒をマークし、
17年ぶり7度目の往路優勝を果たした。 
2位は総合5連覇を狙う駒大が入り、
3位は中大。
4位は山梨学院大
5位は日大、
6位は亜大だった。
総合初制覇を目指す東海大は8位と出遅れた。

[スポーツナビ]

[サンスポ:順大が17年ぶり7度目の往路優勝]
[スポニチ:順大が17年ぶり往路優勝]
[スポーツ報知:箱根駅伝、2日号砲]