石原さとみ名作「氷点」主演

 故三浦綾子さんの小説で66年にドラマ化され大ヒットした「氷点」が、
今冬テレビ朝日で大型スペシャルドラマとしてリメークされることになった。
ヒロインの陽子役は石原さとみ(19)。
義母にいじめられる過酷な運命を背負った娘という難役に挑む。

 66年に放送された連続ドラマは、
新珠三千代さんが母・夏枝役、内藤洋子が陽子役でNET(現テレビ朝日)で放送。
平均視聴率は30%を超え、最終回は42・7%で同局のドラマ歴代1位の記録となっている。
作品はその後も度々、映画化、ドラマ化されてきた。
今回、再びこのドラマを作るにあたり、同局の内山聖子プロデューサーは
「昨今、親子の関係では虐待など悲しい話が多い。
この母と娘の関係を描くことで、親子関係について考えるきっかけになれば」と説明した。

 石原は「名作と言われるのが本当によく分かる心に残る作品ですし、
私が演じる陽子は今までも素晴らしい方々が演じられてきた役なのでプレッシャーはあります。
今までの役以上にセリフの言い回し、動作、目の動きなど、
ワンシーンワンシーン丁寧に陽子を演じていきたい」と意気込みを語っている。[スポニチ]

 三浦 綾子氷点