いきものがかり WBC効果で注目度アップ

今年は「SAKURA」

 WBC効果で桜満開!
 3人組ユニット「いきものがかり」のデビュー曲「SAKURA」がヒットの兆しを見せている。
東日本エリアの電報CM曲としてWBC決勝、準決勝の放送中に大量オンエアされ、
「あの曲は何?」という問い合わせが殺到。
着うたも放送後は10倍以上に増え、新人としては異例の3万ダウンロードを超えた。
桜ソングといえば森山直太朗ケツメイシなど毎年大ヒットが誕生。
今年は「いきものがかり」がブレークしそうだ。

 桜前線の東上とともに、今年も新たな桜の名曲が“開花”しそうだ。

 ―さくら ひらひら 舞い降りて落ちて 揺れる 想いのたけを 抱きしめた…

 「SAKURA」は、ギター兼ボーカルの水野良樹(23)が作詞作曲した
いきものがかり」のメジャーデビュー曲。
旅立ちの春にピッタリの切ないメロディーに、ボーカル・吉岡聖恵(22)の芯の強い声が乗る。
一度聴いたら、すぐに口ずさめてしまうサビが印象的だ。


 19日のWBC準決勝・日本対韓国戦(TBS系)、
21日の同決勝・日本対キューバ戦(日テレ系)の放送中にも同CMがオンエア。
特に決勝は放送が4時間半にも及んだことから大量オンエア。
平均視聴率43・4%、最高56・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と注目度も抜群。
放送翌日には「あの曲は何?」「歌っているのは誰?」という問い合わせが300件以上も寄せられた。

 それまで1日400〜500ダウンロード程度だった「着うた」も、
放送直後には約10倍の4000ダウンロードにジャンプアップ。現在まで3万ダウンロードを超え、
新人アーティストとしては異例の数字となっている。
ヤフーの検索チャートでも「いきものがかり」が急上昇している。

 「いきものがかり」は、地元・神奈川の厚木、海老名エリアを中心に活動していたユニット。
水野はこの春に一橋大社会学部を、ギター兼ハーモニカの山下穂尊(ほたか=23)は
法大社会学部を卒業し、音楽活動に専念する。

 近年、桜が咲く季節になると森山直太朗「さくら」(独唱)やケツメイシ「さくら」など
題名に桜を入れた曲が、大ヒットしている。
今年は「いきものがかり」の「SAKURA」がロングヒットの可能性十分だ。[スポーツ報知]

いきものがかり,SAKURA
森山直太朗, さくら
ケツメイシ, さくら