新生GLAY デスマスクで再出発

 GLAYのデスマスクがポスター化され、渋谷の繁華街を“占拠”することになった。
前所属事務所から離れるなどの沈黙期間を経て、
1年7カ月ぶりのCD「G4」を7月12日に発売。
これに合わせてポスターを製作し「生き返る」の意味を込めたという。
リーダーのTAKURO(35)は「今年は動きますよ」と本格的な再始動を誓っている。

 黒をバックに、死化粧を施したメンバー4人。
熱烈な女性ファンが見たら泣きだしそうな、強烈なインパクトのポスターが完成した。
7月1日から渋谷Q2ポイントなど計4カ所に順次登場。
映像バージョンも同23日から渋谷109など計3カ所の街頭ビジョンで流される。

 ポスターには「Re―birth」の文字。
“再生”という前向きな意味が込められた。
4人が暗闇でじっと目をつぶり、
母親の胎内から出生を待つ胎児のイメージでもあるという。

 昨年3月に終了したデビュー10周年記念ツアー後、
前事務所や前レコード会社から離れ、沈黙期間が続いた。
やきもきさせたファンのために、1年の製作期間を費やした力作が「G4」。
4曲入りで、1曲目の「ROCK’N’ROLL SWINDLE」は、
GLAYの原点を感じさせる激しいロックナンバーだ。

 TAKUROは「もともとこの言葉はスケジュール帳に書かれていたことで、
“G4、スタジオ”なら4人でレコーディングということ。
オレら4人という意味なんです」。CDのタイトルにも原点回帰を強調した。

 発売日に向けて、音楽業界初となる120秒のテレビCMも製作中。
メンバー自身が出演する短編映画仕立てで、今後の活動計画を明かす内容になる予定。
CD発売前日の7月11日午後10時54分からTBSで、1回限り放送される。

 TAKUROは「いよいよ始動できることがすごくうれしい。
今年は働きますよ(笑い)」と意気込んでいる。
日本最強のロックバンドが、強烈なインパクトとともに再始動する。スポニチ

GLAY, G4