宮崎駿氏 長男作品「ゲド戦記」に◎

 スタジオジブリの新作アニメ映画「ゲド戦記」(29日公開)の完成披露会見が6日、
都内で行われ、主人公アレン役のV6・岡田准一(25)らが出席した。

 宮崎駿監督の長男、宮崎吾朗氏の初監督作品。
鈴木敏夫プロデューサーによると、
駿氏は「冷静に見られない」として欠席予定だった先月28日の関係者向け試写に突然、出席。
上映中、いったん席を立つなどしてスタッフをハラハラさせたが、
今月1日に行われた打ち上げパーティーに「素直な作り方でよかった」とコメントを寄せ、
作品に太鼓判を押したという。

 駿氏の登場に試写会では緊張状態だったという岡田は
「11年仕事をやってきて、母親が初めて“あなたを認めます”と言ってくれた」と
ジブリ初出演に興奮。大賢人ゲド役の菅原文太(72)からは
「遠くから見たとき真田広之かと思った。
今後、伸びるには自分の顔を作らないといかん。頑張れ!」とエールを送られた。
8月10日封切りの韓国をはじめ、世界約50カ国への配給が決定。スポニチ
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V6岡田「ゲド戦記」韓国で異例字幕公開
 スタジオジブリの新作アニメ映画「ゲド戦記」(宮崎吾朗監督、29日公開)の字幕版が、
韓国で公開されることが6日、分かった。
外国アニメ映画は、吹き替え版上映が常識の韓国では異例のこと。
主人公の声を担当したV6岡田准一(25)の人気が高く、
声をそのまま聞いてもらおうと配給会社が決断した。
この日、都内で行われた完成会見で、吾朗監督(39)の父親、宮崎駿監督(65)が
作品に合格点を与えたことも明かされた。ニッカンスポーツ

宮崎駿監督(65)の長男・宮崎吾朗監督(39)のデビュー作品に、
反対していた駿監督から「素直な作り方で良かった。ホッとしました」とエール。
さらに「ハウルの動く城」と同規模の約50か国での世界公開が決定。
韓国では異例の字幕版での公開も決まるなど、破格の船出となった。

 ことごとく対立、昨年8月から口をきいていなかった父・宮崎駿監督から激励メッセージが届いた。
デビュー作の完成披露会見で鈴木敏夫プロデューサー(57)から報告された。

 「素直な作り方でよかった。ホッとしました」
駿監督が自らの作品すべてに影響を受けたと公言するル=グウィン原作の「ゲド戦記」。
映画化が決まり、息子がメガホンを執ることに駿監督は大反対。
「協力しないし、冷静な意見を言うことができないから見ない」と話していたが、
6月28日の初号(スタッフ向けの内覧会)を観賞。1日にスタッフにコメントを寄せた。

 「3日間、考えて考えて本当に一言だけだが…」と前置きしながらのコメント。
父親のエールを伝え聞いた吾朗監督は「3日間、メシがのどを通らないくらい、
相当悩んだけれど(コメントを)聞いて、最後までやってよかった」と
あこがれの世界の巨匠からのお墨付きに安どした。スポーツ報知