「ドラえもん」に真保マジック…人気作家が「新魔界大冒険」脚本 

来春公開の映画「映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」
(寺本幸代監督)の脚本を、人気小説家の真保裕一氏(45)が
手掛けることが11日、分かった。

 映画化された「ホワイトアウト」をはじめ「連鎖」「奪取」など
ベストセラー小説を連発している真保氏は、熱烈なドラえもんファン。
アニメ制作に携わりたいと、同作を手掛ける「シンエイ動画」に入社した経歴を持つ。
その後、作家への道を進んだが、現在も同社のチームで草野球を楽しんでおり、
関係者とは交流が続いていた。

 今作は1984年に藤子・F・不二雄氏が執筆した
のび太の魔界大冒険」が原作。
もしもボックス”で現実の世界を魔法の世界に変えたのび太たちが、
地球の危機に立ち向かう。脚本は原作にはなかった現実世界と
魔界世界のリンクが描かれるなど“真保テイスト”が満載だという。

 ドラえもん史上初の女性監督となる寺本幸代監督(30)は「
『魔界大冒険』は特に好きな作品ですが、脚本はさらにパワーアップしています」。
原作に新たな命を吹き込んだ真保氏は
「今は小説なんぞ書いている身だが、こうして夢のひとつがかない、
誰より興奮している自分がいる」と喜んでいる。スポーツ報知