原作者がゲド戦記批判

 ベネチア国際映画祭の特別招待作品のアニメーション「ゲド戦記」の
宮崎吾朗監督(39)と鈴木敏夫プロデューサー(58)が4日(日本時間5日)、取材に応じた。

 大盛況の公式上映で吾朗監督は、実力を現地で証明。
日本は現在までに動員525万人を記録する快進撃の一方で、
原作者で米女性作家アーシュラ・K・ル=グウィンさんが映画に批判的な感想を
HP上で発表して話題を呼んでいる。

 巨匠の宮崎駿監督(65)を父に持つ吾朗監督は「仕方ない。僕が宮崎駿の息子だから」。
鈴木氏も「原作と違うことや、お父さんと作風が似ているから批判は当然予測していた」と説明した。

 次回作が期待される吾朗監督は「僕は宮崎駿とは違う」と自らの姿勢を貫く構え。
駿監督は新作の準備中で、鈴木氏は「子どもの作品」と詳細はシークレットだった。
中日スポーツ

吾朗監督 新作は「人間ドラマを」


 第63回ベネチア国際映画祭の特別招待作品として公式上映された「ゲド戦記」の
宮崎吾朗監督(39)が4日(現地時間)、日本の報道陣向けに会見した。
次回作について「僕は豊富なアイデアを紡いでいく日本建築的な映画作りの宮崎駿というより、
(同じくスタジオジブリの)高畑勲的。
魔法使いが出てこない、人間ドラマみたいなもの」と希望。
一方、駿監督の新作について鈴木敏夫プロデューサー(58)は
「“子供もの”の準備に入っています」とだけ明かした。スポニチ

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