キムタクは赤西にエール送らず

 21日に開幕する「第19回東京国際映画祭」の前夜祭が20日夜、東京・六本木ヒルズで行われ、
SMAP木村拓哉(33)主演の映画「武士の一分」(12月1日公開、監督山田洋次)が特別上映された。

 一般へのお披露目は初。
山田監督らと舞台あいさつに立った木村は「客席に皆さんが座った時点で作品は皆さんのもの」と
感慨深げに話した。上映前のパーティーではビヤライゴサ米ロサンゼルス市長から
ハリウッド進出を要請される場面もあった。

 一方、所属事務所の後輩で活動休止した「KAT―TUN」の赤西仁(22)について
「本人が考えた上での決断。人が何か決める時は周りには計り知れないものがある。
(友人の)ヒデ(中田英寿氏)もそうだったと思う」とコメント。
「何をするにしても大丈夫」と見守る姿勢を見せた。

 SMAPからオートレーサーに転身した森且行にも触れ「今も応援している」。
一方で多くの後輩に目標とされ、発言の影響力が大きい立場。「(赤西には)責任はあった」とも指摘し
「エールを送っているんじゃないです」と話した。

キムタク 後輩・赤西にメッセージ


 SMAP木村拓哉(33)が活動休止を明らかにした後輩のKAT-TUN赤西仁(22)に
メッセージを送った。「エールは送らないですよ」としながらも「目に力があったから大丈夫。
これから何をするにしても(前進して)行ってほしいなと思う」と自らの道を選んだ後輩を温かく見守った。

 SMAPとしても、現オートレーサーの森且行氏の脱退を経験しており、
「僕らもたまたまメンバーの中から違った人生を送る人が出たけど、そのときも理解していたつもりだし、
今も応援している」と振り返った。その上で「本人の考えがあった上での決断。
本人が一番考えてるだろうし、周りには理解できない、
彼にしかわからないこともあるから無責任なことは言えない」とコメントした。

 この日は主演映画「武士の一分」(山田洋次監督)が、
邦画で初めて東京国際映画祭のオープニングイブ作品として上映され、
舞台で木村は「この作品はもう皆さんのもの。僕は届け役にすぎない。
いろいろな受け取り方で楽しんでほしい」とあいさつ。
レセプションパーティーではゲストのアントニオ・ビラヤイゴーサロサンゼルス市長に
「次のフィルムはぜひロサンゼルスで」とラブコールを送られ、
「タイミングがあればぜひお伺いしたい」と話していた。デイリースポーツ