慎吾 勝手に制定“5・9は悟空の日”

 SMAP香取慎吾(30)が13日、都内で主演映画「西遊記」(7月14日公開)のクランクアップ報告会見を行い、5月9日を「悟空の日」とする一大キャンペーンを展開することを発表した。香取は「勇気や愛、元気を皆さんに受け取ってもらえたら」と5月9日(ゴクウ)に率先してイベントに参加する意向を表明。「皆さんにとって一生忘れられない『慎吾と悟空の夏休み』になったら」と、自信作を夏休み映画ナンバーワンにすることを誓った。

 5月9日が「悟空の日」になった。キャンペーン当日は遠隔地での上映会や、外に出られない状況の人のための特別上映、「悟空基金」の設立、メーキングDVDを590円で販売などを計画しており、映画公開2カ月前の異例の大イベントとなる。製作のフジテレビ・亀山千広映画事業局長は、「なまか(仲間)」をキーワードにしたキャンペーンになることを明かした。

 もちろん悟空役の香取も大ノリ。「5月9日はゴクウの日らしいので、宣伝、という意味ではなくて、僕もいろいろなところで、勇気と愛と元気を皆さんに受け取ってもらえたらなと思う」ときっぱり。「悟空の日」を通して、「映画を見てもらって何かを感じてもらうだけじゃなくて、もっとたくさんのことを皆さんに伝えられたら」と、愛や友情、夢や勇気、仲間の素晴らしさを訴えていく気持ちを明かした。

 同作は、昨年1月期に放送されたテレビシリーズで描かれなかった金角銀角のエピソードを描き、昨年10月に中国でクランクイン。香取は撮影中、何度もスタッフやキャストと衝突したといい、中国では夜中に、猪八戒役の伊藤淳史が泥酔して、出演者に迷惑をかけたエピソードも暴露した。

 「和気あいあいと、なあなあでやるのが仲間じゃなくて、本当のなまか(仲間)っていうのはぶつかり合ってできるもんだなと思った。楽しい思い、苦しい思い、苦しい思い、そして苦しい思い…いろいろ募る思いがある」と過酷だった半年を振り返っていた。
デイリースポーツ
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