王様のブランチ

【ホントにあった悲しい話】
ゲスト:伊武雅刀

<帽子の悲劇>
伊:つい最近の話なんだけどものすごい寒い日にオレ浅草でさぁ友達と飲んでて
稲:はい
伊:歩いていたら帽子が売ってたわけ
稲:はい
伊:道端で、そしたらふさつきの帽子あるじゃない?毛皮の
稲:あ〜こう耳が垂れてるような
伊:そうそう。暖かそうだな〜って帽子買ったんだ「あったか〜い」とか言って
レ:可愛らしい
伊:そいで次の店に行ってそれで盛り上がって、そいでさぁ
稲:はい
伊:帰りのタクシーの中で「あ〜帽子がない」(身振りつき)って気が付いたわけ
稲:(伊武の身振りのマネしながら)こうやってやったんですか?
伊:ものすごく大切にしてた帽子なのよ
稲:ものすごく大切にしてたって言ってもわずか1時間くらいですよね〜?
伊:違う違う。もと被ってた帽子が!
稲:もと被ってた帽子が?
レ:最初に1つ被ってたんですね?
伊:被ってたの
稲:それちょっと説明なかったですね
伊:あ〜そうだっけ?あのね〜
稲:1から説明?
伊:あのね〜ハンチングっての被ってたから
稲:もともと・・よく被っていらっしゃいますよね?リハーサルとか
伊:フランスのハンチングで
稲:フランスの
伊:いいハンチングだったの。風合いとか・・それでタクシーの中でオレのハンチング〜
稲:はい
伊:無くなっちゃってさぁ。悲しかったぁ〜
稲:それはですね〜新しく帽子を買ったから前の帽子がヤキモチをやいたんですよ。
伊:上手いこと言うじゃないの(ニヤリ)
レ:伊武さんの悲しい話の判定はいかがでしょうか?
稲:え〜「号泣」です
レ:お〜でました「号泣」
稲:はい。にさせていただきました。
レ:その訳は?
稲:この泣き顔(札)がすごく美しいからです
伊:(笑)