アルペン:メダル渡したかった 50年前に銀の猪谷氏

 「日本選手に何としても渡したかった」。
25日のアルペンスキー男子回転の表彰式でメダルのプレゼンターを務めた
猪谷千春国際オリンピック委員会(IOC)副会長は残念がった。

 1956年に同じイタリアのコルティナダンペッツォ五輪の男子回転の銀メダリスト。
今回は日本選手の活躍を予感し、自らプレゼンターを希望したという。

 4位の皆川と3位の選手との0秒03差を「距離にして30センチぐらいじゃないかな」と惜しむ一方
「2人が入賞し日本のスキー界も地盤が固まった。
次は日章旗を揚げてほしい」と語った。(イタリア・セストリエール共同)[毎日新聞]

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