「リンダリンダ」から20年…甲本ヒロトが“ひとりバンド”

昨年11月に活動休止宣言したロックバンド、ザ・ハイロウズのボーカル、
甲本ヒロト(43)がソロデビューすることが22日、分かった。
7月5日に8カ月の沈黙を破り、
両A面シングル「真夏のストレート/天国うまれ」を発売する。
両曲ともに全パートを1人で演奏する力の入れようで、
ザ・ブルーハーツで10年、ハイロウズで10年、
音楽活動のすべてをバンドに捧げた甲本の、
再出発に賭ける思いが詰まった1枚が完成した。



激しいリズムとエネルギッシュなステージでファンを沸かせてきた甲本が、
バンドに別れを告げて半年。
デビュー20年目にして、初めて1人で活動することを決めた。

ソロデビュー曲は、渾身の2曲を書き上げた。
まずは「真夏のストレート」。太鼓やシンバルが鳴り響き、
笛の音が軽快に踊る大道芸人の楽団を思わせる楽しい曲だ。
もう1曲の「天国うまれ」*1は、
ハーモニカーとフォークギターに乗せた三拍子の牧歌的な曲調で、
一度聴くと忘れられないメロディーが印象的。
両曲ともに、これまでのイメージを覆す楽曲に仕上がった。

また、ギター、ベース、ドラムなど、ほぼすべての演奏を、
2曲ともに甲本自身が担当。
これはブルーハーツハイロウズ時代を通じて初めての出来事で、
バンドとの決別を如実に物語っている。




★お宝映像満載ハイロウズDVD5・24発売
活動休止中のハイロウズが、
5月24日にライブDVD「TRASH BAG」(BMG、3990円)を
緊急発売することになった。
彼らのラストステージとなった昨年11月11日の中央大学学園祭ライブや、
平成15年に脱退したキーボード、白井幹夫のラストライブ、
大阪野外音楽堂公演など、お宝映像のオンパレード。
ハイロウズの10年の軌跡を、映像で振り返ることができる。
サンスポ

*1:映画「THE 有頂天ホテル」で香取慎吾が歌った曲。