大霊界へ…丹波哲郎さん逝く

 映画「砂の器」の刑事役やギャングのボス役で存在感を示し、国際的にも活躍した
俳優の丹波哲郎(たんば・てつろう、本名正三郎=しょうざぶろう)さんが
24日午後11時27分、肺炎のため東京都三鷹市の病院で死去した。
84歳。東京都出身。
葬儀・告別式は30日正午から東京都港区南青山2ノ33ノ20、青山葬儀所で。
喪主は長男の俳優義隆(よしたか)氏。

 丹波さんの最期は安らかな顔だったという。
昨年2月に虫垂炎で2カ月の入院生活。退院後の同7月にはイベントに出席したが、
その激ヤセぶりに周囲は驚き、健康不安がささやかれるようになった。
丹波さんの最期は長男で俳優の義隆らがみとったが、その姿は激ヤセを忘れさせるほど
穏やかで「ワッハッハッ」といういつもの豪快な笑いが聞こえてきそうだったという。
父の最期をみとってから富山への仕事に赴いた義隆は、
書面で「だれにも迷惑かけることなく、丹波哲郎らしい最期でした」とコメントを寄せた。

 丹波さんが微熱で入院したのは9月3日。その後、体調は一時回復。
24日も朝から機嫌がよく、医師も「これなら大丈夫」と話していたという。
しかし、午後9時ごろから容体が急変し、ついに帰らぬ人となった。
デイリースポーツ
スポーツ報知:丹波哲郎さん死去 霊界へ