「青い三角定規」元メンバー自殺

 フォークグループ「青い三角定規」の元メンバーで無職の高田真理さん(59)が、
埼玉県入間市のマンション敷地内で倒れて死んでいるのを26日午後4時ごろ、
住民が見つけた。「死にたい」という内容の遺書を持っており、
埼玉県警狭山署は飛び降り自殺とみている。
高田さんは今月11日にミニバイクを酒気帯び運転して女性をはね、
道交法違反などの現行犯で逮捕されていた。

 高田さんが倒れていたのが見つかったのは、入間市豊岡1丁目の12階建てマンション。
非常階段から飛び降り、車の進入防止のための鎖をつなぐ支柱
(高さ約1メートル30)に左胸から落下。支柱が背中まで突き抜けていたという。
住民が発見したときには、頭から血を流していたという。何階から飛び降りたかは不明。

 首に掛けていたショルダーバッグの中には、免許証などのほか、
知人あての「死にたい」という内容の遺書が入っていた。
狭山署は飛び降り自殺とみている。

 高田さんは70年代に男女3人組グループ「青い三角定規」のメンバーとして
活動していた。

 今月11日、同市内でミニバイクを酒気帯びで運転して女性をはね、
業務上過失傷害と道交法違反で同署が逮捕。13日に送検、釈放されていた。

 「青い三角定規」は73年に解散したが、今年に入り、
33年ぶりに再結成することを表明。
しかし、高田さんが起こした事故により、この話は白紙に戻っていた。

 同署によると、高田さんは逮捕された時、話題が復帰の話に及ぶと、
「人前に出るのは嫌い」と語っていたという。
また、高田さんは無職で、同市内で両親と3人で暮らしていたが、
「仙人のように、5年間ぐらい山ごもりの生活をしていたこともある」と
打ち明けたという。

 ≪なぜ…仲間に衝撃≫「青い三角定規」のメンバーだった西口久美子(55)は
この日深夜、大田区の自宅前で取材に応じ、
「どうして?なぜなの?気持ちの整理がつきません」と悔しさをにじませた。
8月27日の日本テレビ「24時間テレビ」で久々に3人が集い、
再結成を誓い合ったという。釈放された13日には本人から謝罪の電話が入ったそうで
「いつになく丁寧な口ぶりで、逆に違和感を覚えましたが、まさか…」と絶句していた。
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スポニチ:「青い三角定規」元メンバー自殺