NYの田村正和はかっこよすぎる!

 俳優・田村正和(63)が14年ぶりに映画に主演する「ラストラブ
藤田明二監督、2007年初夏公開予定)の米ニューヨークロケがこのほど行われた。“日本で一番ニューヨークの似合う男”がジャズの本場でサックスを吹き、
30歳年下の女性と人生最後の恋を演じる。
田村としては超異例の会見にも応じ、14年ぶりの映画出演にかける思いを語った。

 田村が演じるのはNYでジャズ一筋に生きてきたサックスプレーヤー・阿川明。
妻(高島礼子)の死とともに日本へ帰り、
一人娘(森迫永依)とひっそり暮らしていたが、
ひょんなキッカケから県庁に勤める上原結(伊東美咲)と恋に落ちる。
一度は捨てたサックスを再び手にするが…。

 田村の映画主演は93年の「子連れ狼 その小さき手に」以来、
しかも初めてジャズプレーヤーに挑戦した。
NYでは最後の演奏シーンをセントラル・パークを見下ろす、
タイム・ワーナー本社ビルで撮影した。

 「サックスを手にするのは初めて」という田村だが、
ジャズのスタンダードナンバー「ビギン・ザ・ビギン」を吹く姿はNYにピッタリ。
田村のテナー・サックスを含めたバンドはジャズでは珍しい7人編成。
指導に当たったサックスの稲垣次郎氏(前田憲男とウインドブレーカズ)を除いては、
すべて現地のオーディションで選ばれたつわものぞろいだ。
田村は「東京で演奏したミュージシャンもうまいんですが、
今回のミュージシャンたちもすごい人たちだったんです。
そんな中で演奏していいのかな?と思いましたが、楽しかったですよ」という。

 サックスの練習は4月から開始したが、
ドラマ撮影で約3カ月のブランクがあったため、
結局8回しかスタジオで練習できなかったいう。
それでもDVDなどで研究した指の動きは見事で、
実際にきれいな音色を出すほどの腕前。
藤田監督も
「(稲垣さんは)あそこまで手が動く人は彼しかいないと絶賛していた」という。
サックスを吹き、30歳年下の伊東美咲と恋を演じる田村の姿は、
まさに“ニューヨークが一番似合う男”そのものだった。
スポーツ報知
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