木村拓哉、幸せ感じた

映画「武士の一分」舞台あいさつ
 SMAP木村拓哉(34)主演の話題の映画「武士の一分(いちぶん)」
山田洋次監督)が1日公開された。
クランクインから約1年。舞台あいさつに立った木村は
「この場に立てる幸せを心から感じています」と感慨深げで、
「1カット1カット気持ちを込めて作った作品。
思う存分楽しんで」とアピールした。好調な動員に、
配給の松竹は興行収入見込み50億円以上と強気だ。

 映画は、職務で失明した侍(木村)が、
生活を守るため犠牲になった妻の復讐(ふくしゅう)に“武士の一分”を賭けて
上役に挑む物語。山田監督の藤沢周平時代劇3部作の最終章で、
武士の誇りや夫婦の情愛がこまやかに描かれる。

 東京・丸の内ピカデリー1で行われた舞台あいさつには、
妻役の檀れい(35)や敵役の坂東三津五郎(50)をはじめ、
桃井かおり(54)、小林稔侍(63)と豪華共演者もずらりと並んだ。

 劇中の衣装とは一転、あでやかな着物で登場した檀は
「この映画をどうぞ愛してください」と、“夫”とともに映画をPRした。

 一方、三津五郎は自ら「最悪の男」と語る役のせいで
撮影中は木村に「あまりニコニコしてもらえなかった」と振り返りつつ、
「今日久しぶりに木村君と笑ってあいさつできたことがうれしかった」と笑わせた。 
中日スポーツ

木村 拓哉
%(パーセンテージ) 木村拓哉写真集 -武士の一分-
キネマ旬報 2006年 12/1号 [雑誌]