新成人は過去最低総人口比1%

 「成人の日」の8日、千葉県浦安市東京ディズニーランド(TDL)で
成人式を開催するなど、全国各地で20歳の門出を祝う式典やイベントがあった。
今年の新成人は約139万人で総人口に占める割合は過去最低の1・09%。
100人に1人の計算で、高齢化社会の進行を反映した形だ。

 総務省の人口推計で、
今年1月1日現在の20歳の人口が約139万人(男性約72万人、女性約67万人)だった。
前年より4万人減少し、丙午(ひのえうま)(1966年)生まれが成人した
87年の約136万人に次いで過去2番目に少ない。

 総人口に占める割合は、過去最低だった87年と昨年の1・12%を下回った。

 新成人が生まれた86年は、米スペースシャトル「チャレンジャー」の事故や
チェルノブイリ原発の爆発事故が発生。三井物産のマニラ支店長誘拐事件も起きた。
人気ソフト「ドラゴンクエスト」の第1作が発売され、
ハレー彗星(すいせい)の接近もあった。

 過去の新成人の数は、
団塊の世代」とされる第1次ベビーブーム期の49年生まれが成人した
70年が約246万人で最多。
第2次ベビーブーム期の73年生まれが成人した94年の約207万人以降、
ほぼ一貫して減少が続いている。デイリースポーツ