駒苫、早実譲らず21日再試合/夏の甲子園

全国高校野球選手権駒大苫小牧1−1早実>◇20日◇決勝

 「どちらにも勝たせてあげたい…」。
全国の高校野球ファンは、そう願ったはずだ。
駒大苫小牧南北海道)対早実西東京)の決勝は、
史上に残る名勝負を展開した末に、延長15回引き分け再試合となった。
 早実は先発の斎藤佑樹(3年)が、
15イニングを7安打1失点、16奪三振。178球を投げ抜いた。
駒大苫小牧も、エース田中将大(3年)が3回途中から登板。
12回3分の2を7安打1失点、10奪三振、165球の熱投だった。
 決勝戦の引き分け再試合は、69年夏の三沢(青森)−松山商(愛媛)以来。
当時は延長18回制で、15回になってからは初めて。
早実は今春センバツの関西(岡山)戦でも引き分け再試合をしており、
甲子園で年間2度の引き分け再試合も史上初。
サンスポ:【高校】駒苫Vs早実、死闘15回ドロー!37年ぶり決勝再試合
スポニチ:69年夏再試合両エースも感慨新た